フレッツ光の回線自体には満足している利用者でも、次のような場合にプロバイダだけを変更したいという気持ちが生まれるのではないでしょうか。
・プロバイダのオプションサービス(品質や種類等)に不満がある場合
・プロバイダの顧客サポートサービスに不満がある場合
・回線速度は1Gbpsで契約しているのに、速度が遅いときや繋がりが悪いときが多い場合
・現在のプロバイダの月額基本料金が、他社の月額料金よりも高いと感じる場合
・「プロバイダ乗り換えキャンペーン」などの告知を見て、キャッシュバックなどの特典を受けたいと思った場合
色々思い当たる方もいらっしゃるかと思います。
プロバイダを変更する方法や変更時の注意点、プロバイダだけを変更することは本当にお得なのかなどについて説明いたします!
プロバイダだけを変更する方法
光回線自体を乗り換えるとなると、回線工事が新たに必要となることもあります。
そのため、工事費用が請求されたり工事日を決めたりと、色々わずらわしい乗り換え手続きをしなくてはなりません。
ですが、プロバイダだけを乗り換える場合は、基本的に工事は不要となりますので気軽に手軽に実施できます。
プロバイダ乗り換え方法を、手順に沿って見ていきましょう。
1.違約金が発生しないか確認する
現在利用しているプロバイダの利用開始日はいつでしたか?サービス開始月からどのくらいの期間が経過しているかによって、違約金や解約金が発生することもあります。
違約金が発生するのか、そして、どのタイミングなら違約金が発生しないのか、契約書類もしくはお客さま専用問い合わせセンターに電話して確認しておきましょう。
2.新規プロバイダに申し込む
新しいプロバイダの申し込み手続きを行います。プロバイダの公式サイトやフレッツ光販売代理店サイトから申し込むことができますが、申し込みボタンを押す前に、そのボタンが本当に目的に合ったものなのかチェックして下さい。
通常、公式サイトや代理店サイトでは、次の2つの申し込みボタンがあります。
・光回線とプロバイダをセットで新規契約を申し込むボタン
・すでにフレッツ光の契約をしていて、プロバイダだけを変更したい人向けの申し込むボタン
間違えずに「すでにフレッツ光を契約していてプロバイダだけを変更する」ボタンを押してくださいね。具体的に、フレッツ光販売代理店ネットナビのサイトで説明してみましょう。
トップページの中央部には『NTT東日本』と『NTT西日本』の2つのボタンが表示され、利用者はそれぞれのエリアをクリックするようになっています。
ですが、このボタンはプロバイダだけ乗り換えるときには関係ありません。
プロバイダの乗り換えを検討している人は、画面上部の「<フレッツ光ご利用中の方>プロバイダ等の見直しで料金が安くなる可能性がございます」と記されたバーをクリックして問い合わせフォームに移行しましょう。
フォームに住所や連絡先を記入し、「インターネット利用状況」の項目で「利用している」にチェックして、利用回線の選択肢をフレッツ光に指定して送信します。代理店から確認の電話がかかってきますので、プロバイダを乗り換えたい旨を伝えればOKです。
3.乗り換え設定を行う
プロバイダ乗り換え申し込みが完了すると、後日、契約書類と共に接続IDと接続パスワードが郵送されます。
このIDとパスワードを使ってパソコンのプロバイダ接続設定を行いましょう。
契約書類と一緒に、プロバイダの新規設定方法が記されたパンフレットも送付されて来ますので、特にパソコンに詳しくない方でもカンタンに設定することができます。
どうしてもできない場合は、プロバイダのリモート設定サービスや設定スタッフ派遣サービスを利用することもできるでしょう。
ただし、リモート設定サービスやスタッフ派遣サービスは、基本的には有料サービスであることが多いです。
4.旧プロバイダを解約する
新プロバイダの設定完了後、旧プロバイダの解約手続きを行います。
この順番でサービス移行手続きを行えば、インターネット接続サービスが利用できない期間を作りません。
プロバイダ変更時のチェックポイント
プロバイダを変更するときは、次の点に注意して下さい。
回線速度が遅くなることもある
プロバイダは光回線という商品を扱う窓口とも言えます。
商品は同じであっても、どの窓口で申し込むかによって商品を受け取るまでの時間が変わってしまうのです。
同じフレッツ光を利用していても、Aというプロバイダを利用すればサクサクと使えるのに、Bというプロバイダに乗り換えると急に画面表示までに時間がかかるようになってしまうということはよくあります。
また、ネットの掲示板などでプロバイダの速度に関する評判をチェックしても、建物の立地条件や周囲でどのくらいの人が同じプロバイダを利用しているのか等の利用条件が変われば速さも変わりますので、あまり参考にならないことも多いです。
やはりプロバイダは、実際に使って見なくては速度が快適なのかどうか分からないというのが本当のところです。
乗り換えてから急激に通信速度が落ちたときは、再乗り換えも検討する方が良いかもしれませんね。
解約金と違約金が発生することもある
先程も説明しましたが、プロバイダを解約するときは、解約タイミングによって解約金が発生することもあります。
また、プロバイダでオプションサービスを契約しているときは、オプションサービスに対する解約金や違約金が発生するだけでなく、場合によっては撤去工事や撤去工事費用などが必要になることもあります。
解約手続きをする前に、かならずプロバイダの契約書類かお客さまセンターで契約サービス内容を確認し、気になる部分はオペレーターなどに相談しておくようにしてくださいね。
月額利用料金が変わることもある
プロバイダによって月額料金が異なりますので、毎月のプロバイダ提供会社への支払い額が変わります。
フレッツ光のプロバイダの月額基本料金は税抜き500円~1,200円ですので、最大700円変わることがあります。
また、プロバイダの乗り換え契約をすることで、数ヶ月間の月額料金が無料になるキャンペーンや一定期間の月額料金が割引されるキャンペーンが適用されることもあります。
プロバイダ乗り換え以外の選択肢
フレッツ光は変更しないでプロバイダだけ変更するというのも良いのですが、それ以外の選択肢も検討してみるのはいかがでしょうか。
場合によっては適用されるキャンペーンが増えたり、キャッシュバックなどを受けたりすることもできますよ。
プロバイダ乗り換え以外の選択肢とそれぞれのポイントを紹介いたします。
光コラボレーションに乗り換える(転用する)
フレッツ光回線をそのまま利用し続けたい方は、フレッツ光から光コラボレーションに乗り換える(転用)こともオススメです。
フレッツ光への解約金だけが不要になるだけでなく、光回線のプラン変更を行わない限り工事費用も不要になるのもメリットと言えるでしょう。
光コラボレーションでは携帯キャリアとのセット割を提供していることもありますので、ご自身の携帯キャリアと提携している業者を選ぶこともできますね。
ただし、プロバイダを変更する場合は、プロバイダへの解約金が発生することがありますのでご注意ください。
光回線も乗り換える
auひかりなどのフレッツ光以外の回線を導入してみるのも良いでしょう。
ただし、この場合はほぼ例外なく回線導入工事が必要となりますので、工事費用に適用できるキャンペーン等があるのかチェックしておきましょうね。
こまめにプロバイダ変更することでお得になることも!
上手にプロバイダの乗り換えを繰り返していくことで、月額料金割引キャンペーン等が適用されてプロバイダ料金を節約できることもあります。
こまめにプロバイダやフレッツ光販売代理店のサイトをチェックしてみるのも良いですね。
もちろん、会員サービスやオプション、通信の快適さもプロバイダをチェックする重要ポイントです。
何度か変更することで、最適なプロバイダを見つけていきましょう。