NTTが提供するフレッツ光のキャッシュバックは現在、ほぼなくなっている?

フレッツ光通信 フレッツ光

フレッツ光はNTT東日本が提供するインターネットの光回線、接続サービスです。
インターネットを自宅で利用するには、まずインターネット接続のための回線契約をして回線を引き入れ、そしてプロバイダ契約をすることで利用が可能になります。

これは電車で例えるなら、回線契約は線路を家の前に通るように引く。
そしてプロバイダ契約とは自宅に駅を作るようなイメージです。
つまり回線契約とプロバイダ契約という2つの契約が必要になります。

プロバイダ契約は非常に多くの事業者が行なっており、選択肢が豊富ですが、回線事業を行なっているのは長い間NTT東日本、NTT西日本とKDDIのみでした。
NTT東日本とNTT西日本は実質的に同会社で、住んでいる地域によって自動的にどちらかが対象エリアとなります。

今までなら回線契約はNTTかKDDIの2択でしたが昨今は【光コラボレーション】により回線業者の選択肢が増えました(詳細は後術)

NTTが提供する回線事業サービスの総称が【フレッツ光】で、KDDIの提供するのが【auひかり】です。

以前まではどちらの回線契約でも新規契約の申し込みをすると豪華なキャッシュバックなどの特典があり、とてもお得感の強いイメージでした。
現在は以前のような手厚いキャンペーン適用は無くなっています。

本稿ではNTTのフレッツ光に焦点を当て、現在、キャッシュバックキャンペーンや、料金の割引サービス、などの情報を解説します。
ちなみに本稿で解説するフレッツ光の情報はNTT東日本をベースとします。NTT西日本が提供するフレッツ光も基本的に同じですが、料金面では多少の差異あるかもしれません。

フレッツ光、auひかりが始まったのは2003年ごろ

インターネットの光回線サービスが始まったのは2003年ごろです。
一般向けのインターネットによる光回線サービスはわずかながらKDDIのauひかりが先でした。
NTTとKDDIがほぼ同時に始めたと考えてOKです。

NTTは1980年代から企業向けに光ファイバーによる通信回線事業は行なっていました(当時NTTは民営化前で日本電信電話公社)
光ファイバーをインターネット回線に適用する、いわゆる一般向けのインターネットの光回線サービスを開始したのはKDDIもNTTも2003年のことでした。

光ファイバーによるインターネットの光回線はインターネットの通信量、スピードに革命をもたらす出来事でした。
同時にひかり電話のサービスも始まり、IP電話サービスが誕生したものこの時期です。

それまでは電話回線を利用していたインターネットは光回線に移行することで回線速度が劇的に速くなり、サイトアクセスのスピードはもちろん、それまではネット上でやり取りするには不向きとされた大容量データーも難なくアップロード、ダウンロードできるようになりました。
まさにインターネット革命です。

以前まではとても豪華だったフレッツ光のキャッシュバックキャンペーン

フレッツ光のサービスを開始した当初は、新規契約の申込をたくさん増やしたいという思惑からNTTはフレッツ光を大々的に宣伝し、新規契約を対象に高額なキャッシュバックを適用していました。

全国の販売店はもちろん、家電量販店にも窓口を設置し、高額なキャッシュバックを宣伝文句にして積極的な営業活動をしていました。
光回線は実質的にNTTとKDDIだけの事業のため、両社の競合は熾烈を極めました。

インターネット契約は一度契約すれば引越しでもしない限りは解約する機会はありません。
NTTやKDDIにとっては一度契約を結べばあとは自動的に月額料金をいただけるということもあり、とにかく契約数を増やしたい!という思いが強かったのでしょう。
これはインターネットよりも一足早く普及した携帯電話のキャリア会社による顧客の争奪戦と重なりますね。
NTTとKDDIはこの携帯電話戦争でも当事者のわけですが。

このような光回線の積極的な顧客勧誘は2010年ごろで陰りを見せ、2015年くらいまではかろうじて続き、それ以降は終息します。

フレッツ光は家電量販店の窓口ならば新規契約者に30,000円のキャッシュバックや、それに相当する商品の割引、発売したばかりのゲーム機をプレゼント!など、「なんで契約しただけでそんなすごいサービスがもらえるの?」といった感じの特典満載でした。
インターネットからの契約ももちろんキャッシュバック対象でした。

代理店での契約では店舗によって40,000円以上、最大で50,000円にもなるキャッシュバックも散見されるほどでした。
新規契約すると自宅やアパートの自室に回線を引き入れるための工事が必要なのですが、その工事費も当たり前のように無料でした。

2017年現在では上記のような豪華な特典、キャッシュバックは適用されず、工事費も無料ではなくなっています。
工事費は分割で月々の月額料金に含まれ、月月割のような特別な割引でほぼ実質的にほぼペイされる形に置き換わっている感じです。

以前までフレッツ光の新規契約といえば高額なキャッシュバックというイメージが強く、フレッツ光はお金をもらって契約するものという感じでしたが現在ではそのような特典はなくなっています。

フレッツ光のキャッシュバックはなぜ無くなったのか?

なぜフレッツ光は豪華な特典、キャッシュバックがなくってしまったのか?
その答えは逆に、なぜ以前までは豪華な特典、キャッシュバックをつけていたのかを考えると見えてきます。

つまり、加入者がピークに達し、新規契約が頭打ち状態に入ったからということです。
実はこのような例は通信技業の世界では珍しくないことで、例えば携帯電話が普及していた最中の時期には1円ケータイが流行りました。

昨今ではガラケーからスマホ移行し、スマホが爆発的に普及する過程で、機種代金は実質無料というスタイルが定着していたのが記憶に新しいですね。
スマホ普及の波は2017年現在でもその最中にあり、月額利用料が格安のプランや割引サービス、または非常に低価格のスマホ機種が台頭しています。

いずれにしても新規契約の際に豪華な特典をつける理由は単純で、新規契約者を増やしたいからです。
この点から考えるとスマホの新規契約時の特典も加入者の増加とともに薄れていく未来が見えます。

利用する側にとっては全体の加入人口などは問題にすることではないため、特典が手厚い時期に加入した人はそれだけお得な買い物だったといえますね。

現在、NTTは新規契約者の頭打ち状態です。
そのため一般人にフレッツ光を売る、というスタイルから、法人にフレッツ光の光回線をレンタルして商売してもらう、というスタイルに移行しています。

そこで現在ではフレッツ光をNTT以外の業者が提供するサービスが始まっています。
これが【光コラボレーション】です。
光コラボレーションによる回線事業社は主に以下のようなものがあります。

  • ドコモ光
  • ソフトバンク光
  • OCN光
  • Plala光
  • So-net光
  • BIGLOBE光
  • TSUTAYA光
  • ビック光
  • これらはみんな、フレッツ光系列の光回線サービスと考えればOKです。
    つまり現在の光回線サービスはフレッツ光、auひかりに加え、これらの事業者も選択肢に入ります。

    事業者それぞれ独自の料金体系やオプションサービスがあり、個人個人の細かい要望に合ったサービスの事業者を選ぶことができる状態となっています。
    これらの事業者は各種プロバイダを同時に提供している場合が多く、例えばso-net光で回線契約してプロバイダもso-netにすればそれだけ価格面で恩恵を受けるなど、個別のメリットがあります。

    フレッツ光のキャッシュバックは現在も法人向けに展開されています

    2017年現在、フレッツ光は家電量販店での窓口はもちろん、代理店での窓口でも新規契約におけるキャッシュバックキャンペーンは行なっていません。

    しかしこれは個人契約に対する場合です。
    インターネット環境は会社でも不可欠なため、どの会社もインターネット契約をしています。

    NTTのフレッツ光もKDDIのauひかりも、法人向けの契約プランを用意しており、会社単位でのインターネット契約は基本的にそちらで申込受付をしています。
    法人向けプランは具体的には、法人、SOHO、個人事業主、を対象としており、個人で契約することは原則不可能です。

    現在でもインターネットで、【フレッツ光 キャッシュバック】などで検索すると、申込手続きで高額キャッシュバック!と謳っている代理店情報などがヒットしますが、それはよく見ると法人向けの契約である場合が多いため、注意しましょう。

    つまり裏を返せば法人、SOHO、個人事業主の場合、多額のキャッシュバックを受け取ることが可能です。

    代理店によっては個人向け契約でキャッシュバックも有り

    フレッツ光の契約を取り扱う代理店の中には、個人契約でも条件付きでキャッシュバックを適用する例もあります。
    例えばフレッツ光を個人契約して、プロバイダはYahoo!BB、というような、代理店側が指定する特定のプロバイダに契約すると、5,000円のキャッシュバック、というような形が散見されます。
    これはその代理店とプロバイダ業者との特約で成立している特典と思われます。

    現在は上記で解説した光コラボレーションで多くの事業者が光回線事業に参入しており、新たらに顧客争奪の競合が発生しつつあります。
    光コラボレーションの事業社の中には新規契約時にキャッシュバックを期間限定で行う場合も散見されます。
    しかしそれはフレッツ光の全盛期のような恒常的なものではなく、期間限定だったり、何かしらの条件的な縛りがあったりする場合がほとんどです。
    さらに大々的に宣伝しているキャッシュバックキャンペーンは上記のような法人向けの場合が多いため、昨今の契約でキャッシュバック適用がある場合は申込書をよく読み、その内容を確認することが大切です。

    現在、フレッツ光が展開している新規加入による主な特典

    現在、フレッツ光が実施している新規加入によるキャンペーンは
    NTT東日本の「にねん割」
    NTT西日本の「光もっと2割」
    の割引サービスがメインになっています。

    キャッシュバックキャンペーンは残念ながら個人向けにはありませんが法人、SOHO、個人事業者向けには存在しているようです。

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